概要
WordPressのセットアップするにあたって、GCPの仮想マシンにデプロイして、静的IPアドレスを設定するところまでの流れを説明します。
何故GCPの仮想マシンを使うのか
最初はページビューがほとんどなく、サイトの運営費を抑えたいので、WordPressはGoogle Cloud Platformの仮想マシンでホストすることにしました。閲覧者が増えてきたら、マシンをスケールアップしようと思います。
仮想マシンのデプロイ
WordPress用のプロジェクトを作成する
Marketplaceから仮想マシンをデプロイする
Google Cloud PlatformのメニューからMarketplaceを選択します。
Marketplaceのページが表示されたら、仮想マシンの中からWordPressを選択します。
WordPressのページが表示されたら、運用開始ボタンをクリックします。
デプロイのフォームが表示されるので、必要な項目を埋めてデプロイボタンを押します。phpMyAdminは外部からデータベースに不正アクセスされないようにするため、インストールしません。
項目 | 値 |
---|---|
Zone | asia-northeast1-c asia-northeast1が東京リージョン |
Machine type | micro (共有 vCPU x 1) 最初は自分以外はアクセスしないので安く済ませる |
Administrator e-mail address | メールアドレス WordPressの管理画面にログインするときに使う |
Install phpMyAdmin | チェックを外す 今のところ使う予定がないのでインストールしない |
Allow HTTPS traffic from the Internet | ✅ HTTPS化する予定なのでチェックをつける |
Enable Stackdriver Logging | ✅ 問題があったときに仮想マシンにログインしなくてもログが見られるようにチェックをつける |
Enable Stackdriver Monitoring | ✅ 仮想マシンのリソースが不足していないかを確認できるようにチェックをつける |
サイトの表示を確認する
デプロイが完了したら、Deployment Managerの右側のSite addressに書いてあるURLにアクセスして表示を確認します。
正常に表示されました。
WordPressの管理画面を確認する
次に管理画面にログインできるかを確認します。
右側のAdmin URLから管理画面にアクセスできます。ログイン画面にはWordPress Admin userとWordPress Admin passwordに書かれている値を入力してログインします。
GCEインスタンスのIPアドレスを静的に変更する
GCEのインスタンスは再起動などでIPアドレスが変わってしまう可能性があるので、VPCネットワークの外部IPアドレスページで、GCEインスタンスのIPアドレスを静的に変更します。
まず、GCPのメニューからVPCネットワークの中にある外部IPアドレスを選択します。
WordPressのVMインスタンスに割り当てられている外部IPアドレスの種類がエフェメラルになっているので、静的に変更します。
まとめ
この記事ではGCPにWordPressをテプロイして、外部IPアドレスが変わらないように静的に変更しました。
次回は独自ドメインでWordPressにアクセスできるようにします。
参考
- Google Cloud での WordPress
- GCEだけでなく、App Engine, GKEのデプロイについても記述があります。
サイトが重くなってきたので、インスタンスをスケールアップしました。
マシンタイプ: n2-standard-2(vCPU x 2、メモリ 8 GB)
CPU プラットフォーム: Intel Cascade Lake